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Home > 普遍のテクニック /エスキス/ Page1 基本と外部廻り


製図について ■ 計画の基本的な考え方。
■ 玄関廻り・駐車場のセオリー。


要求事項・建物の特徴を考えながら、計画へ。
所要室や外部施設の配置を考えるときは、その特徴や条件、他の所要室の相互関連を考慮に入れて配置計画をしていきます。

■ 機能性のある配置計画
配置計画の解答を考える場合、パズル的な思考が偏りすぎると、相互関連などのヒントを有効に使えない為、短い時間でエスキスをまとめる事が難しくなります。
試験課題が要求しているのはパズル的なA室とかB室の配置ではなく、名前のついた室や外部施設を、「機能的及び有効」に配置できているか?なので受験者もその意図に従って、所要室や構成要素の関連付けをしながら考えていきましょう。

■ ストーリーを持つこと
たとえば、「会議室はだいたいこの辺に配置されるのがベストで、それに連動して研究室と資料室があると良く、実習室もこのグループに近い方が良い。」というようなストーリーを持つことです。このようなストーリーを持って計画していくことで、自然と評価の高い計画が出来、エスキスの力もUPします。

■ 主観は膨らむよ、どこまでも。
試験課題は条件が細かく指定されていて、常識的な思考で計画を進めていくと、約2時間で配置計画が絞り込まれるように作成してあります。
不合格図面に見られることの一つに、受験者に説明を聞いてみないと意図の解らない配置や形状をした図面がよくあります。これは、計画が初めての方に多い傾向で、妙に気を廻し過ぎてあらぬ方向に走ってしまった結果です。このようなことを防ぐ為、要求事項をすぐに主観によって解釈するこを避け、常に課題文を根拠に判断してみるようにします。


玄関廻りのセオリー

■ アプローチ

アプローチ

主な考え方 来館者がスムーズにアクセスできること。
アセンブリパーツ
玄関前 特に問題の無い限り前面道路より少し控えた位置に配置し、植栽を多めに配置します。
通常、前面道路からのアクセスにワンクッションおいて周辺環境に配慮するようにします。
植栽 周辺環境と建物を緩衝させる機能があります。
駐車場 来館の歩行者動線と、車の動線が同じエリア内にあると危険なので、図のように車の動線を区切るのが原則です。身障者用駐車場も配置されます。
駐輪場 来館者用の駐輪場の位置は、問題ない限りアプローチ付近に配置します。
スロープ 公共性の高い建築物は、特に身障者対応が必要で、人的介護も出来るように図のように事務室などの管理者の近い位置にスロープを配置し、スムーズな介護動線を作るのがベストです。
他には荷物の搬入搬出用の台車の通路にも使用します。
その他 アプローチに段差を設けず全体を緩やかな勾配として、専用スロープを無くす場合もあり、高齢者の専用施設などがこのタイプになります。



■ スロープの配慮
スロープ危険 スロープスィ〜

備考 サブのアプローチに設けるスロープでも危険のないよう、スロープの前後には十分なスペースを作ります。
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駐車場のセオリー (出入り口の計画)

■ 駐車場の出入り口 1
駐車場の出入り口
横断歩道の側端から5m (道交法 44条の6) 関連 :歩道橋の昇降口から5m (駐車場法施行 7条)
バス停(路面電車)などの表示看板から10m (道交法 44条の5)
交差点の曲がり角から5m (道交法 44条の2)
児童施設の出入り口から20m (駐車場法施行 7条)
踏み切りの前後10m (道交法 44条の6) 橋から10m以内 (各都道府県の条例)
※ 駐車場法は駐車場の面積500u以上(車路含む)に適用される。試験では500u以下でも考慮しておく。



■ 駐車場の出入り口 2、他

    スクールゾーン
スクールゾーン 敷地周辺条件にスークルゾーン等がある場合な道路に面して車の出入り口は原則設けません。

このような制約条件は計画建物にも影響し、確定要素が増えることになりますので、計画に役立ててください。


    来館者用の駐車場
来館用 メインの駐車場を道路沿いに並べる事は避けましょう。課題の条件にもよりますが、試験の性質上図のような駐車計画は配慮に欠ける設計とされます。



    地下駐車場スロープ
地下駐車場スロープ 地下駐車場へのスロープは、図のように建物の端のa、bどちらか1ヵ所にとります。

地下駐車場を要求された場合、駐車場面積が500u以上になるので駐車場法のチェックが必要となります。
 


    駐車台数が多い場合
駐車場レイアウト 駐車台数が多くなってくると、駐車台数の効率の良い、図のような形式がよく使われます。
車路の幅は6m以上取りましょう。
 
場合によりaの部分を車路にしたりします。


    駐車条法ダイジェスト 500u以上で適用
駐車場法 図 :道路境界から2mバックで左右60度の視界確保。(植栽、隣地境界線を避ける)

前面道路幅員 6m以上
車路の幅有効 5.5m以上

梁下 車路2.3m 駐車スペース2.1m以上
スロープ勾配 1/6以下

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駐車場廻りのセオリー (駐車場の平面計画)

■ 来館者用の駐車場

来館者用

主な考え方 道路に対して安全に出入り出来ること、歩行者動線と別れていること。駐車不可能な計画は×。
計画建物によって、2ヵ所に配置される場合もある。
アセンブリパーツ
一般用 2.5m×5.0m
車椅子専用 3.5m×5.0m 玄関に近い方に優先して配置。
植栽 通常、駐車場と道路、玄関アプローチの境界などに配置し、駐車場を適宜囲みます。
玄関への通路 いったん建物の外部へ出ないように。 有効幅1.8m以上を確保。
停止線 図面に記入しておくと良い。(駐車台数が多い場合など)
その他 「駐車場出入り口」を明記。「駐車台数」を明記。



■ サービス用の駐車場

サービス用

主な考え方 サービスの用途に合わせ、円滑に利用できること。
バックの動線(機械室メンテ・厨房食材搬入・他)の通路確保。
計画建物によって、2ヵ所に配置される場合もある。
アセンブリパーツ
一般用 2.5m×5.0m
小型貨物車用 2.5m×6.5m 荷捌きや台車のスペースを確保。
植栽 通常、駐車場と道路の境界に配置します。
ごみ置場 目立たない位置に配置。(ゴミ収集の利便性を考えると、サービス用駐車場との関連付けたほうが望ましい)
その他 屋外階段からの避難経路・敷地内通路をふさがないように。
「駐車場出入り口」を明記。「駐車台数」を明記。

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