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製図について ■ 一級建築士製図の課題を読むことについて。
■ エスキス開始前


試験問題のワードイメージ
課題内容
ある年度の問題を、汎用的言語と技術的用語の2グループに色分けしてあります。

● 緑色のワード : 世間一般の教養で理解出来る部分。

● オレンジ色のワード : 建築の専門用語が混ざった部分。
オレンジ色になったワードは以下。
 ・ 用途地域
 ・ けあげ、踏面
 ・ 空気調和設備の方式
 ・ パントリーなどのやや専門性のある部屋名称
 ・ 部位を示す用語。(スラブ、DS、PS等)

課題の内容は、一級建築士の学科試験に合格していれば理解できる内容で、本試験においても、受験者のほぼ全員が同じスタートラインから計画を開始することになります。
■ まとめ
前述の要求事項の理解力と、製図力は受験生の大方に備わっています。したがって、与えられた課題の要求事項を適切に計画及び設計していくことと、より良い計画を模索する勉強を重点としてください。


試験問題の内容と解釈
問題を読むと、ほぼ全文が重要事項だという事が解ります。毎回の試験に出る一般的な要求事項と、課題特有の要求事項との2種類に分かれた内容となっています。
課題特有の要求事項は、エスキスのヒントとしてとらえ、どのような平面形態が要求されているのかを考えてください。

また、要求事項を個人的な主観に偏って解釈する必要はありません。もし、要求事項の意味がわからなければ、出来るだけ課題文の中から判断するようにして下さい。実務設計においても、施主の要求事項は、できるだけ施主の立場にたって判断していかなければトラブルの原因になります。解釈や判断のポイントを、課題文(施主)や利用者の立場にたって考えることで、どうすれば良いかが見えてきます。


問題の要求事項
■ 計画一般 (敷地条件の有効利用、配置計画、ゾーニングと動線、避難、構造、設備)
■ 課題の特色 (複合施設・各室間の動線、利用者・居住者への配慮(機能性・住環境)、付帯施設の有効計画)
■ 図面に記入指示のあるもの。
以上のことが、例年のフォーマットとして決まっていて、要求事項=合格基準となっています。
※ これらの一つ一つについては常識的なことですが、平面計画にまとめる段階では苦労します。”自分でまとめる力=合格”という公式で苦労を乗り越えてください。


これからの勉強
■ 所要時間は気にしない。
製図の勉強をしていて気づくことに、「ランクU」の実力でも図面完成するということがあります。ひたすら練習課題をやっても、制限時間内に「ランクU」までの図面を書く為の練習になってしまうこともあります。自信の持てる計画が出来るまでは、制限時間を気にせず、一つの課題の計画に丁寧に打ち込みます。

■ 第三者的に自分の計画を評価する。
万人が納得する計画をすることは不可能ですが、6〜7割の人が納得する計画をすることは可能です。冷静に自分の計画を評価し、どのような指摘が第三者からあるか想像してください。そうすれば、本試験の時期には、課題の要求事項の判断に困ることは無くなっています。


「ランクT」に関係する質問
■ 「ランクT」と「ランクU」の判断が自分では出来ないのですが?
「ランクT」の計画が出来るようになると、過去に経験した課題の模範解答を思い出しながら計画するということが無くなります。また、一つの課題の要求事項に沿って計画を進める訳ですから、他の課題の記憶や、小手先のテクニックは不要となります。

■ 「ランクT」の実力があるとエスキスの所要時間も短くなるか?
エスキスの所要時間は課題によって左右される場合が多く、「ランクT」に相当する実力になったから、エスキスの所要時間も縮まるとは限りません。いったん「ランクT」に相当する実力になると、それ以下の妥協はしなくなりますので、エスキス時間が長くなることもあるかと思います。

■ 「ランクT」と「ランクU」で計画内容の違いはどのようなものか?
実務に置き換えて表現すると、打合せ等に「ランクT」はそのままか、多少の修正で使用できる計画内容、「ランクU」は完全に修正を加えないと打合せにならない計画です。実際には採点結果でランク分けされますが、実務に置き換えた考え方でほぼ的を得ていると思います。


その他
■ 練習課題の量をこなすのは有効ですか?
どちらともいえません。練習課題をたくさんやれば、本試験で類似した問題が出るのでは?というほのかな期待は捨ててください。毎回の練習課題を、自分の実力のみで自信の持てる計画とすることで、練習量が有効になります。アドバイスとしては、一つの課題を長く考えた方が効果があります。

■ 自分と課題の相性はありますか?
あります。自分は簡単に出来たが、友人はマイっていたり、その反対であったりすることがあります。相性が悪い課題と思ったなら、自分の欠点を探してくれた課題として大切に計画してください。

■ 他人の図面がどうなのか気になるのですが?
一つの課題から、自分が判断を下したある部分について、他人がどう判断しているか知ることは重要です。添削時にその部分の質疑をしてもらえれば、調べてお答えいたします。以降、自信を持って判断出来るようになります。

■ 一級建築士の試験に創造性は無いのですか?
2時間足らずのエスキスで際立った創造性を出すのは難しいかも知れませんが、あって良いと思います。試験問題に物足りなさを感じている人もいますが、うかつに創造性を発揮すると計画のエキスパートでも自爆します。

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