製図課題 H16年度 課題基礎資料
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公的宿泊施設の方向
地域交流の拠点と家庭単位で楽しむ施設
公的宿泊施設は多様化しており、他の施設と複合して運営されている宿泊施設が大半を占める。公的宿泊施設は他の施設との複合により、施設に付加価値をもつものとなっている。
<地域交流の拠点>となる場合は、宴会・研修などの施設が併設されており、料理や飲食の設備も運営上重要である。
<家庭単位や友達同士で楽しむ施設>としては、今回の課題のような「ものつくり施設」や、入浴施設、地域特徴のある文化を鑑賞したり、スポーツ施設等様々である。
地域のイベントなどにもよく利用され、最近は「地域と関わりの深い施設」として、コミュニティホテルに近い性格を持っている。

備考
コミュニティ施設の要素である、多目的ホールや入浴施設の知識は備えておく必要がある。過去問の解答例などから一通りチェックしておいて頂きたい。
宿泊施設
注意すべきアセンブリパーツを挙げておいたので、確認しておいて下さい。不定期に更新していきます。

宿泊室
天井高さ 天井の下がりを利用して空調の吹出しを行なうため、天井高は1室につき2つある場合が一般的。
寝室部と入口廻り(洗面・UB)で天井高が400mm程度異なる。
寝室部の天井高をH=2600とすれば、入口廻りはH=2400程度となる。
断面図に反映される。
バルコニー バルコニー等へ出入り可能とした場合、プライバシーと防犯性に注意する。隣の客室に容易に出入り出来たり、覗き見の出来ないように、各室間に隔て板が必要になる。
また、隔て板を連続して設けた場合、避難上有効なバルコニーとしては無理がある。


車椅子対応宿泊室
入口ドア 幅80cm以上、引き戸が望ましい。
床高さ 入口から洗面、客室に至るまで全てフラットで計画する。
洗面、トイレ 身障者用便所と同等のスペースと設備が必要。
浴室 車椅子の座面から横移動して、洗い場に移る。洗い場の高さはFL+400程度。
洗い場を越えると、浴槽になる。
ベッド配置 車椅子の回転スペース(幅1400以上)の部分が必要となる。
室配置 EV等主要な動線拠点から遠くない位置を原則とする。
また人的介護が必要な場合も多いので、管理部門から近い事も配慮の一つであろう。
その他 最近は車椅子対応の宿泊施設も沢山ある。ただし車椅子利用者単独での宿泊は受付けしない施設もあり、計画的にはツインの部屋が望まれる。


受付け(フロント)
動線制御 宿泊階に他の用途が併設された場合、動線制御の要となる場合が多い。
異種動線の境界付近に配置することが一般的。
配置計画 受付けから、利用者の動きがわかる位置がセオリー。
利用者が、受付けの前を通過しなければならない位置で、エントランスやEVからの人の動きが解りやすい位置が良い。
車椅子対応 宿泊施設に車椅子対応の客室があった場合、フロントのカウンターも車椅子対応が必要。 高さ600mm程度、車椅子の足元が入り込むスペースが奥行き400mm必要となる。
通常は一般部のカウンター高さを一部変更して計画する。


共同浴場
利用者が靴を脱ぐポイントが何処になるか注意する事。課題の要求が無い場合は注意が必要である。
浴室と連携して使用される、休憩室との動線を考慮し決めると良い。
トイレ 一般的には脱衣室内に1ヵ所あった方が望ましい。
身障者対応 洗い場や浴槽に適宜手摺を計画しておくのも良い。
床段差 身障者対応を考えれば、脱衣室からの床段差は0が良い。
大梁と浴槽 大梁に浴槽部分がオーバーラップすると、下階の天井高が確保出来ない。下階の天井高確保の為に、大梁を乗るような構造計画は無しとする。
浴槽は小梁で囲むのが基本。断面図注意。
浴槽と天井ふところ 浴槽深さH=500に加え、スラブ・防水・断熱・タイルで厚さ300。計800mmの
下がりとなる。また排水の配管スペース・軽天下地等を考慮すると、さらに200mmは必要、下階の天井高さに注意すること。断面図注意
浴室天井 一般的には外壁側に向かって若干勾配をつける。
洗い場から浴槽までの距離は? 洗い場の壁面から浴槽までの距離は1500mm以上がよい。洗い場からの飛まつが浴槽内に入らない最小寸法である。


リネン室
ダムウェーター 宿泊階が2階だと設置されないケースもある。この場合、屋内階段がリネン室の付近にあることが望ましい。


宴会用途の室、多目的ホール
避難性 2階以上に設置した場合、2方向避難を出来るだけ明確に確保する。解っていても出来ていない図面は多い。
飲食 厨房と宴会用途の室をが別々の階に計画した場合、食材運搬の為の動線のしばりから、配置は限定されてくる。ダムウェーターや管理EV・階段が付近に配置されるので、計画決定しやすい場合もある。
1kyuu.comの課題
今年の即効課題は
+ 基礎復習課題 自信をつける為の課題。
+ 模擬課題 出題者の思考プロセスと添削で、無意識の欠点を即効習得。

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初版 2004/8/20 最終更新日 2004/8/27