製図課題 H16年度 一級建築士試験の製図課題について
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  平成16年度 設計製図課題
  宿泊機能のある「ものつくり」体験施設

課題の考察と、自分の高め方。
<課題名>から考えられることを翻訳。

<予想翻訳:出題者の要望>
まず、宿泊機能については一般的な知識を備えておいてください。
一方、「ものつくり」は様々なものがありますが、個別の「ものつくり」に固有の知識をもつ事は不可能と思います。固有のものについては、課題文の所要室等で要求しますので、それに従ってください。また、例年の通り、課題の内容に従い 「建築としての機能を備えた計画」 としてください。

 という意味に捉えるのが自然ではないかと思います。

網羅性のある計画力をつける事!
今回は、「ものつくり」という適用範囲の広い題材で、ポイントの絞りにくい設定となっており、自分の持っている「計画力」で対処してかなければならない傾向が強い。
的確な判断、網羅性のある計画力、対応力などを訓練しておく事が、効果的な対策となる。
構成要素ごとの分析
計画全体
一般の宿泊施設は、計画が簡単な部類にはいります。単純に「ものつくり」施設と複合させるだけでは少し簡単なので、試験水準を保つために要求要素の追加が考えられます。
宿泊機能
宿泊施設の機能を理解し、機能に沿って計画する事でクリアーできます。単に宿泊機能のみのシンプルなものから、くつろぎや静養の機能を追加されたものがあります。ただし、常に宿泊機能本来の機能を中心に計画を進めていくことを守れば良いと思います。
「ものつくり」体験施設
「ものつくり」 文化・芸術、生活、工業、地域特性、おもちゃ、身のまわりのモノ、など沢山の事が、「ものつくり」に関連しています。
「体験施設」 これも範囲が広い行いです。実際に作ってみる、観覧席から職人芸を見る、使用してみる、購買する、などのような機能があります。
ここは、計画の適応力のみで乗り切ることになります。
外部要素
外部要素には大きく5点あります。
1) 建物のプロポーションを左右させるもの。(敷地形状、その他)
2) 内部の動線に影響あるもの。(他施設へのアクセスなど)
3) 外部機能の追加。
4) 周辺環境と配慮。(常識的な範囲)
5) 憩い等のソフト面の機能。
1〜5までの各項目ごとに、受験者の能力を超えたほぼ無限の要素があります。一級の製図試験はこのような個別的な知識を必要としているのではなく、計画の適応力があれば出来る範囲の事を要求してきます。
総評
出題要素の可能性は沢山あって、大量に羅列してもその中から出題されるとも限りません。
このような年度の勉強方法は、保育園や図書館のような特定の課題を通して、計画を学ぶのではなく、直接的に計画の基礎を学んでいく事となります。

毎年の事ですが、難問題が出題された年でも合格者はたくさんいますので、要求課題の可能性を探って翻弄される事なく、網羅性のある計画力を身につけて下さい。

「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能を有するもの」が、ランクTなのですが、気分的に余裕の無い受験期間に、こんな事を言っても無理ですので、単刀直入に言います。「受験者の上位3割に入る計画をやっていると言えますか?」が理解しやすいでしょう。
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今年の即効課題
今年の課題は、計画力主体と判断した為、2方向からの方式とします。
+ 基礎復習課題 十分に活用してください。
+ 模擬課題 出題者の思考プロセスと添削で、無意識の欠点をクリアー習得。

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初版 2004/7/26  最終更新日 2004/8/17