一級建築士通信Logo 一級建築士通信
Homeへ
Home > 普遍のテクニック エスキス/Page2 合格者のエスキス


エスキス ■ 実際の本試験で行なわれたエスキス。


はじめに
■ 参考例のようなエスキスの実力をつけるのは勉強期間において相当な試行錯誤が必要です。

■ 計画のしかた
エスキスの基本は、一級建築士の試験でも、実務であっても「施設が、利用者や管理者にとって都合よく使用できること」をイメージしながら計画することですが、試験日が近づいてくると余裕がなくなり、単に合格図らしき解答を求める作業になってしまいがちです。ですから、気持ちに余裕のあるうちから機能性を満足するような計画をしていきます。

■ エスキスの基本
下記の内容は、簡単なゾーニング --> 全体計画 --> より具体的な計画 の3つに分かれています。知識的なこととしては、単純にこの3つのステップでエスキスが進められていくことが解っていれば良いと思います。思考部分については、要求事項に対して「施設が、利用者や管理者にとって都合(機能)よく使用できること」を1本の考え方として持っておけば、次第に課題の要求事項の方から自分に味方してくれるようになります。

■エスキス参考例の見方
下記のエスキス参考例で行なわれている作業は全て、一級建築士の制度が始まった頃から伝えられてきたものです。一級建築士の登録番号が1000番台の方でも同じことやっていたそうです。アドバイスとしては、エスキスの初期段階からエスキス完了までの間に、どのような未確定事項を含みながら進んでいるかを見て行くと、焦る気持ちや不安感が和らぐかと思います。


一級建築士試験本番 計画の下書き

エスキス全体

計画下書き 実際の一級建築士の本試験で書かれた、一連のエスキス作業です。参考資料として、平均的な一枚を選びました。
合格者がどのような進め方でエスキスをしているかを参考にし、自分のやりやすいエスキススタイルに変えて下さい。

自分がやりやすいエスキススタイルで計画すれば良いと思います。最終的には、この参考例に近いものとなりますが、その変化の過程を経験することにより、短い時間で「臨機応変な計画」が出来るようになります。
エリア1 簡単なゾーニング エリア1の拡大へ
エリア2 全体基本計画 エリア2の拡大へ
エリア3 より具体的な計画へ エリア3の拡大へ
エリア4 断面図下書き エリア4の拡大へ


エリア1 簡単なゾーニング

エスキス・ゾーニング
 
計画 ゾーニングの段階では、要求事項に対して理想的な配置を考るまでとします。これからの作業を上手に進めようとして、より現実的なゾーニングを求めようとすると難しくなります。

無論、一級建築士の試験は、要求された事項はすべて計画出来る手筈になっていますので、おおらかな気持ちでゾーニングして下さい。
大空間の室 ゾーニング前に、大空間の室(プール室)の大きさを掴んでいます。
大きな空間は、どれくらいのボリュームが必要であるかかをゾーニングの前にチェックします。
ゾーニング ゾーニングの大枠は問題を読みながら頭の中で出来ているので、要求事項の確認をしながらスケッチしていきます。
前ページの試験問題の読込みで、メインアプローチを2種類考えていましたが、ゾーニングしやすい北側のアプローチを選択し、生涯学習部門を1階に配置する事でスポーツ部門との動線を分けています。
断面での
面積検討
断面での面積検討がありますが、エリア2の1階計画が出来た時点で、残りの面積がどのような配分で2階、3階に配分されるかを概略つかんでいます。無論、この先の計画がどう変化するかは解りませんので、おまじない的なものとして考えています。

△上に戻る


エリア2 全体計画
エスキス全体計画
解説 「エリア2 全体計画」の中でどのような事がされているかを各自で想像してみます。
再度ゾーニング的なスケッチをしていますが、ホールの位置を各階で揃えたり、プール部分の吹き抜けを3階の配置に反映させるなどして、ゾーニングから計画への中間的なものとしています。
スケール感 勉強の初期段階から「1マス=1グリッド」で計画するのは難しいかも知れません。慣れてくるとスケール感(勘)が自然に身につきますので、勉強着手時では自分の好きな大きさでスケッチして下さい。
1マス=1グリッド 「1マス=1グリッド」の計画ができるようになると、手を動かす範囲が小さくなることと、1階から3階まで全部視野に入るので全体を確認しやすく、速い計画ができます。
稀ですが、エスキスと作図に十分に慣れている人は、この段階で作図に入ることもあります。

△上に戻る


エリア3 より具体的な計画

エスキス最終
解説 「1マス=1グリッド」の計画から1/400の縮尺でのエスキス。
  • 廊下の計画に具体性が出てきて、それに合わせて計画全体にも具体性が出てきます。また、計画途中の思いつきににより適宜、部屋の配置を変えています。
  • 小さい部屋の計画 (2Fプール廻りの小部屋など)の計画と確認をしています。(より良い利用形態を目指し、試行錯誤しています。)勉強期間中は、このような細部調整に時間がかかるものです。
  • 作図段階で即興的により良い計画に変更される場合もあります。

△上に戻る


エリア4 断面図下書き

エスキスメモ

解説 プール深さを考慮した1階の階高の確認をしています。
また、グリッド数の計算をしていますが、エスキスが完了した時点での延べ床面積の最終チェックです。

△上に戻る
 
Copyright (C)2005 1kyuu.com ALL Right Reserved.